脳脊髄液減少症

2012年5月31日(木) 投稿:水越 聡

脳脊髄液減少症は,脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠など様々な症状を呈する疾患です。
交通事故により,むち打ち症と相俟って診断されることがあります。

重篤な症状である一方で,治療法が必ずしも確立されているとは言い難く,回復に困難をきたす場合もあります。法的にも十分な認識・理解が乏しく,事故との因果関係も否定されることも多い難しい症状です。

裁判所の判断は分かれていますが,因果関係を否定する判断がなされたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120530-00000073-mai-soci

当事務所でも脳脊髄液減少症の案件がありますが,なかなか難しく悩まされます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA