戦後の税制はシャウプさん 源泉徴収と確定申告制度 その2

2015年10月20日(火) 投稿:榊原 輝重

旧暦では210日を過ぎると、「処暑・天地 はじめて 寒し」といい

秋雨前線が出て冷たい空気が流れてきます。

まさに、全国ニュースでは関東地方が肌寒いと報道されていますね。

 

日本のテレビはシャープさん♪

日本の税制はシャウプさん♪

 

ダジャレも,

寒いですね(汗)

 

さて、今回は前回の続きです。

 

昭和24年にシャウプさんは来日され、日本の税制の枠組みを作っていきました。

すごい人なんですよ!

何がすごいかって。

 

それは

 

源泉徴収と確定申告制度。

 

源泉徴収とは、所得の発生する場所で、あらかじめ天引きしておいて、税金を納める制度です。

 

例えば、サラリーマンなら所得の発生する場所はどこでしょう?

答えは会社ですね。

その会社が、給与を支払う時に、全額を本人に渡さず、

あらかじめ税金を天引きして、本人に代わって税金を納める制度です。

 

実はこの制度、シャウプさんが来る前に誕生していました。

昭和15年に戦争のお金のため、税金を確実に徴収するために創設されたのです

そして戦後もそのまま残されました。

 

さて、ポイントは

サラリーマン本人ではなく、会社に税金を納めさせる義務を負わせたところなんです。

お金って、あったらあっただけ使ってしまいますよね、それが人間です。

 

だから使う前に確保。

納税の義務者は会社ですが、本人ではありませんから困るわけではないですね。

徴収忘れすると、なんと会社がいったん税務署に支払わなきゃいけないんです。

 

え~~。

本人からは会社がもらってください、と。

会社として、それはいやなので、しっかり天引きをするというわけです。

国からすれば、自分たちが動かず、取りぱぐれがぐっと減るわけですね。

よく出来てますよね!

 

 

 

それから確定申告制度。

確定申告とは、期間を決めて(今は一年です、昔は大変だったんで半年)、

働く本人が自分の儲け(利益のこと)を自分で計算し、(←これを決算という)

自分で税金を確定し、申告をするのです。

 

 

確定申告をいうと3月の時期を思い浮かべますが、それは個人の申告期限です。

法人も自分たちで決めた決算期に確定申告しているんですよ。

 

自主申告が進むようにと、青色申告を導入したことが、インセンティブとなりました。

 

ここでも!

国からすれば、自分たちが動かず、取りぱぐれがぐっと減る仕組みを作ったわけです。

 

さて、ポイントは

自主申告というところ。計算間違いがあったとき対応が分かれます。

 

たとえ払い過ぎたとしても、自分たちで確定したわけですので、税務署は何とも言ってきません。

そのままです。

しかし足りないと思われる時は、税務署は「ちょっと計算間違いしてないですか~」と税務調査にやってくるのです。

 

 

ホントよくできた制度ですよね~!!

 

でも税理士の仕事があるのも、この制度のおかげではありますが・・・。

 

 

しかし、この制度は大きく変わるかもしれません。

 

マイナンバー制度がが平成28年から導入され

随時その範囲が広がっていきます。

 

 

え?それが関係あるの?

 

大ありです。

 

もしかしたら。

税理士の仕事も無くなるかもしれません(衝撃的!!)。

 

その話は、また別の機会に!

 

 

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