151会メールマガジン 第9号

2015年7月15日(水) 投稿:中野 順之

名古屋の士業集団「151会」の中野順之(司法書士)です。

平素は格別のお引き立てに預かり、誠にありがとうございます。
151会では、皆様に定期的にメールマガジンを配信させていただいております。

今回のテーマは

「社員の皆様のモチベーションアップを考える」です。

お時間のある時にぜひご覧ください。

皆様の会社では、社員の皆様のモチベーションを高めるために、
何か取組みをされていますでしょうか?
以前、このメルマガで、相続対策として種類株式なるものをつくってはどうですか?
という記事があったのを覚えていらっしゃいますか?

種類株式とは何ぞや?
株式会社の株には、普通の株のみならず、いろいろな種類の株を設計することが
できます。
通常は、1株につき1個の議決権があって、皆様の会社の株主総会議事録には、株
式の数とか
議決権の数とか書いてあります。是非一度、機会があれば株主総会議事録をご覧
下さい。

そんな株を使って、今回は、社員の皆様のモチベーションアップや福利厚生につ
ながる
一つの手段としての種類株式について紹介したいと思います。

どんな内容の株か?
その一つとしまして、結論から申し上げますと、
「議決権は無いけれども、業績に応じて配当を優先して出しますよ。
その代わり、退職するときに無条件で会社が買い取らせていただきますよ」
といった内容の株を設計して、社員さんに持っていただいてみては如何でしょうか?

議決権のない株
→経営に関わる重要な事項(少し前にあった、○○家具にみられる役員の選任など
がその代表例)について、
議決権をなくすことで、余計な口出しをさせないメリットがあります。(経営側)

配当を優先
→経営者一族が所有する株に比べて、優先的に配当を出す。1株1000円の配当を出
すところを、議決権のない
株に対しては1株5000円の配当を出しますよというような株。社員がそういった
自分の会社の株を持つことで、
会社の業績に応じて、年に数回、会社から配当をもらえるメリットがあります。
(社員側)
配当は、一定の規制はあるものの、年に何回配当を出してもよいことになってい
ます。
賞与と併用するのもありかもしれません。
配当は、業績によってその額を決定できるので、会社側にもメリットがあります。

また、社員さん自身が自分の会社の株主であるという優越感。
自分たちの頑張りで業績があがれば、配当もたくさんもらえるという点でやる気UP↑
退職するときに株を買い取ってくれるなら、退職金の上乗せになる。
そのとき、さらに会社の業績が良ければ買い取り価格もUP↑

つまり…経営そのものには関わらない社員さんたちでも、自分たちの頑張りが、
会社の業績UPに直結することを体感できれば、さらにそれが形となって返ってく
るのであれば、
自ずと仕事に対するモチベーションはあがるわけです。

社員さんの頑張りで、業績が大きく左右される会社に特に向いているといえます。

社員さんのモチベーションをあげる手段の一つに過ぎませんが、社員さんを人財
と考えるのであれば、
良かれと思うことをしてあげるのに越したことはありませんよね。

社員さんの福利厚生の一つとして、151会をご利用いただければと思います。

ご興味を持たれた方は、151会までお問い合わせ下さい。

それでは、次回のメルマガをお楽しみに。

リンクス司法書士事務所 
司法書士 中野 順之

*「151会」とは,多種にわたる専門家の融合・連携により,細やかなワンス
トップサービスの実現を目的する士業の集まりです。
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「151会」としました。

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